イギリス、コロナ禍の就職状況について
こんにちは、自粛太りをなんとかしようと最近頑張っているがんばすです。
去年末から今年の頭、そして現在にかけて、新型コロナウィルスによる世界的なパンデミックが発生していることはもう皆さんご存知ですよね。
「これからイギリスYMSで渡航する予定だったのに」とか、「留学する予定だったのに」なんて方も多いのではないでしょうか。
特にYMSで来られる方は「こんな状況で本当に就職できるのだろうか」とかなり不安なのではないかと思います。
そこでこの記事では、今現在イギリスに住んでいるわたしの視点から「街がどんな状況か、就職状況はどうなのか」について紹介しようと思います。
ちなみにわたしが住んでいるのは、イングランドのGloucestershireと呼ばれる郡の小さな街。
人口は約11万6500人(2019年)で、大きなスーパーやお店の立ち並ぶハイストリートなどもありますが、それでも静かで落ち着いたところです。
小さな街からの知らせにはなりますが、イギリスの状況をイメージするのに役立てば幸いです!
街の様子
不要不急の外出が原則禁止であった頃は、ハイストリートもとても静かでほとんど人がいないような状況でしたが、外出制限が徐々に解除されてきている今、街には人や活気がかなり戻ってきたように感じられますよ。
しかし現在でもどのお店も、入店人数の制限をしていたり、他のお客さんとの距離を開けることを徹底していたり、入り口にアルコール消毒剤を置いたりと様々な工夫をしています。
せっかく一度収まりかけたパンデミックをまた起こしたくないのは誰も同じなのでしょう。
と言いつつ、中には他人と全く距離を取っていない人もいます。
専門家の中では、政府に対し外出規制解除や緩和のスピードが早すぎると警鐘を鳴らしている人もいるようですね。
一年の内に最も経済が動くであろう夏に向けて、早く通常状態に戻したい政府の思いもわかりますが、わたしも規制解除のスピードが早すぎるのではないかなと不安な気持ちになっています。
ビーチにギュウギュウに人が集まっているニュースを見たときは、さすがにちょっと呆れました(笑)
わたしの個人的な印象としては、政府が出したルールにきちんと則って生活している人、そうでない人の割合が大体半々くらいかなと感じました。
コロナ感染第二波が来ないことを祈るばかりですね・・・。
就職状況
正直に申し上げますと、かなり厳しいかと思います。
それでもほとんどのお店が閉まっていた1ヶ月半前よりかは格段に求人が増えています。(前は求人が3件とかしかありませんでした。やば。)
しかし、YMSで仕事をしに来る人がするであろうほとんどの接客業はまだ、求人が多いと言える状況ではありません。
例えば今日この記事を書いている現在(2020年6月30日)にIndeed UKでCafeと検索した場合、ロンドン全域を調べても75件しかありませんでした。
普段であれば6月くらいから夏に向けて、どの仕事も最低でも短期の仕事が増える傾向にあります。
それがロンドンで75件です。
全ての人がロンドンに住むわけではないと思いますが、ロンドンで75件の求人が、地方都市に行って増えるでしょうか?
答えはNOと言えます。
経営が立ち行かなくなってしまったところや、個人経営の店がまだまだ再開店の目処が立っていないなどの状況があるにしても、イギリス全体的に就職状況は今の所悪いと言えるでしょう。
しかし今現在そうであるだけであって、7月上旬を過ぎればもっと求人が増えるということもありえない話ではもちろんありません!
コロナ感染の拡大状況によって状況は刻一刻と変わっていくと思うので、毎日求人情報をこまめにチェックすることが鍵となるでしょう。
貯金に余裕があるのであれば、イギリスに渡航してから求人が増えるまで待ってみるという手も無くはないでしょう。
これもコロナ第二波が来なければの話にはなりますが・・・。
本当、新型コロナウイルスのせいでいろんな人の人生や予定が崩れまくりですよね。
困ったものですが、仕方ないとも言えるでしょう・・・悔しいですね。
さて、ここまでイギリスの状況について話してきましたが、いかがだったでしょうか?
わたしが知っている、例に出している話は全てイングランド内の話であるので、ウェールズやスコットランドであればまた少し状況は変わってくるかもしれません。
本当に毎日状況は変わっていっているので、こまめに情報を正確に収集することをおすすめします!
わたしもまた何かあれば、ツイッターやブログ記事でも触れていきたいと思うので、あなたのお助けになれば幸いです!
健康にはお気をつけて、それではまた。
オススメのフランス語Youtubeチャンネル
こんにちは、フランス語を勉強するためにフランスでワーホリ中なのに、コロナの影響で引きこもりになっているので、思うように練習できず焦っているぷるぷです!
Youtubeはリスニングの勉強にとってもいいのですが、動画の数が無限にあるので、どれを見ればいいか分からない…とお悩みの人もいると思います!
今回はフランス語学習者に向けたフランス語ネイティブ(フランス人じゃない人もいます)のYoutuberによるチャンネルを5つ紹介します!
あくまで個人的な好み(少しマイナーなチャンネルもあります)ですが、コンテンツに特徴があってユニークで、何より面白いと思うものを選んだつもりです!
Français Authentique
僕が紹介する必要がないほど有名なフランス語のチャンネルですが、やっぱりいいものはいいのでオススメしたい!
単なる文法、単語の解説だけでなく、フランスの文化だったり、言語学習のアドバイスだったり、ジャーナリストやフランス語学習者にインタビューしたりなど、とてもコンテンツが充実しています!
特に彼が興味のあるものは自己啓発です。やはり言語を勉強していると「思うように言葉が出ない…」「話す時は緊張する」などの悩みがつきものですが、それをどう乗り越えるかについて話しているので、ちょっと落ち込んだ時や、フランス語が伸び悩んでいる時に彼のビデオを見るのもおすすめです。
innerFrench
Hugoというポーランドのワルシャワに住むフランス語の先生がこのチャンネルを運営しています。彼も英語やポーランド語を勉強しているので、学習者の視点からアドバイスをくれます。
Hugoのフランス語はクリアで分かりやすいです。彼がYoutubeを始めた当初はゆっくりと話していたのですが、今は標準的なスピードで話しています。(なので最近のビデオが難しいと感じた人は最初のビデオを試してみてもいいかもしれません)
取り上げられているテーマは「内向的な人間はどうやってフランス語を練習するか」「言語交換相手の見つけ方」「映画、ドラマから学ぶフランス語」など、とても実用的で面白いです!
他のオススメポイントはビデオのクオリティ!音声や映像もクリアで編集もHugoのこだわりが見られます。音声や映像に乱れがあると少しストレスになりますし、まして外国語だったら理解の妨げになりかねません。
ちなみに、彼はポッドキャストもやっているのですが、そちらも多くの面白いトピックを取り上げているの聞いてみてください。
French Comprehensible Input
まだ出来たばかりのチャンネルなので、コンテンツも少なく、知らない人もいると思いますが、とてもオススメです!
Lucasというスイス人のフランス語の先生がやっているチャンネルです。
スイスの先生なのでスイスの表現を使う時もありますが、しっかりと注釈で解説してくれます。ちなみにスイスのフランス語はフランスのフランス語と大きな違いはないと言われているので安心してください!
1番のおすすめポイントはいろいろなレベル(A1~C2)の動画をアップしていることです!最初に紹介した2つのチャンネルは中級レベルぐらいは必要かなと思うのですが、YoannとHugoのフランス語はまだ難しいな…という人は、このチャンネルの初級者レベル(A1,A2)のビデオを見てください!ジェスチャーを交えながら、ゆっくりと話しているので、とても分かりやすくなっています。
最初に書いたとおり、まだ出来たばかりなので動画は少ないのですが、どれも面白くてオリジナルです。個人的なオススメはロンドンの映画業界で働く友達へのインタビューとLucasがスイスからウェールズまでヒッチハイクの旅をした時のことを話す動画です。
Wandering French
こちらはカナダの先生! カナダのフランス語ってアクセントがすごいんじゃないの?と思うかもしれないのですが、彼女はあくまでもフランス語の先生なので分かりやすく話しているので安心してください。(もちろんアクセントはありますが)
Hélène se promèneというコーナーでは、旅行好きな彼女がブルガリアやイタリアなどを旅しながらフランス語で魅力を解説してくれます。旅行している気分になれて最高!
個人的にうれしいのは、カナダ・フランス語の発音の特徴を解説してくれることです!これをやっているYoutuberはとっても少ない…。ケベックに旅行、留学する人はケベック・フランス語の入門編としていかがでしょうか?
Easy French
今まで紹介してきたチャンネルはフランス語の先生が話しているので基本的に分かりやすく話されているのに対し、このEasy Frenchというチャンネルは実際にネイティブがどう話すかにフォーカスされています。
道行く人のインタビューしているので、話すスピードは容赦ないですが、ちゃんとフランス語と英語の字幕があるので安心です。
CyprienやNormanなどのフランス語ネイティブ向けのYoutuberはまだちょっと難しいな…という人にオススメ。
以上がオススメのYoutubeチャンネルでした!自分に合うチャンネルは見つけましたか?最初にも言いましたが、今回紹介したチャンネルは僕の個人的な好みです。
僕は、よくあるような「よく使うスラングTop10!」や文法についての細かい解説動画はあまり好きではありません。見ても覚えられないし、集中力もすぐ切れてしまいます。あくまで、面白いと思う動画を見ながら文脈の中で表現や文法を覚えたいです。
皆さんはどんな動画で勉強するのが好きですか?コメントで意見を聞かせてください!
今回はフランス語学習者向けのチャンネルを紹介しましたが、次回はフランス人向けの普通のチャンネルも紹介しようかなと考えています。それではまた!
ネイティブのような発音になりたい…?
こんにちは、ぷるぷです。
僕は自分のことを根っからの言語オタクだと思います。
今まで勉強してきた言語は、英語、スペイン語、フランス語、オランダ語、ペルシャ語、ポーランド語、ヘブライ語、アラビア語、ウェールズ語、スウェーデン語…
(どれもペラペラに話せるレベルではないですし、何も覚えていない言語もあります。ペルシャ語ごめんなさい。)
そんな僕が言語を勉強するうえで1番の楽しみが「発音」です。
言語には文法、単語といった様々な要素がありますが、僕は何よりも発音に力を入れています。外国語の音を聞いて、その音を自分でまねしながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤するのが好きです。特に音を聞くのが好きで、東京に住んでいた時は観光客が多い浅草寺によく通って、雷門の近くで1時間ぐらい居座って、じーっと耳を澄ませて道行く人の言語を聞いていました。(ええ、自分でも変態だと思っていますよ。)
前置きはさておいて、僕以外でも、言語を勉強している人にとって発音は永遠のテーマなのではないでしょうか。言語を勉強している仲間と話していても、発音の話題はよく上がります。
アクセントをなくしたい、ネイティブのように話したい…
ネイティブの発音がかっこいいからネイティブのように話したいと1度は誰もが思うのではないでしょうか。僕もフランス語をケベック人のように話したいと思っています。(こんなことを言ったらフランス人に殴られるかな…)
そんなことを言うと、ネイティブの発音なんて目指さなくていいだとか、通じればいいんだよだとか様々な意見が出てくるので、結局、何を目指したらいいんだー!と叫びたくなります。イギリスのワーホリ中、そんなことばかり考えていたのですが、1つの結論に達しました。結論から言うと、「目標は人によって違うはず」です。
投げやりに聞こえますが、詳しく説明していきます!
目標とするレベルをはっきりさせるために、ネイティブレベルの発音に達するまでに4つのレベルがあるとしましょう。
- 通じない初心者
- 通じる中級者
- 聞きやすい上級者
- ネイティブ
とってもザックリしていますが、それぞれ解説していくと…
レベル1.通じない初心者
仮に、正しい単語や文法で話していたとしても通じないような発音で、初心者や発音に苦手意識を持っている人のレベルです。分かってもらえず、よく聞き返される。
レベル2.通じる中級者
理解はできるものの、間違いが多く、聞く側がちょっと頑張らないといけないような発音。ネイティブが時々聞き返す感じ。
レベル3.聞きやすい上級者
母国語の影響があるかもしれないが、誤解を招くような致命的な間違いもなく聞きやすくて分かりやすい発音。聞き返されることはほぼない。
レベル4.ネイティブ
もうネイティブ。極度の言語オタクが目指すレベル、あるいは選ばれしものしかたどり着けないレベルでしょうか。
大雑把に分けると、以上の4つのレベルがあると思います。(もっと細かく分けようと思えば分けられると思いますが)
「人による」と言いましたが、もっと詳しく言うと、「環境や目的による」と思うのです。いろいろなケースを見てみましょう。
ケース1:日本在住で趣味で語学を勉強していて、勉強している言語の国に行く予定もない人
レベル1でいいと思います。僕のオランダ語、アラビア語がこのケースなのですが、日本でたまにオランダ語圏やアラビア語圏の人と話す時に、ちょっとした話のタネになります。日本では、まだまだ勉強されていない言語なので、少しぐらいフレーズを知ってるだけでも喜んでもらえます。
ケース2:日本に住んでいて、旅行のために勉強している人
海外から日本にやって来た観光客を想像してみてください。たどたどしくても日本語でコミュニケーションを取ろうとしてくれたら誰でもうれしくなると思います。「ありがとう」や「こんにちは」のイントネーションや発音が間違っていても気持ちだけでありがたくなりませんか?僕はこのケースだったらレベル2で十分だと思います。
ケース3:勉強している言語で働いたり、友達を作ったりなど、現地での生活を充実させたい人
レベル3ぐらいが必要になると思います。自信を持って話せるレベルです。コミュニケーションもスムーズなので話し相手にもストレスも与えないと思います。このレベルだとネイティブにもほめられるはずです。
ケース4:海外在住〇年ぐらいで、ずっと住み続けたいと思っている人
理想を言えばレベル4に近い3でしょうか。日本語のアクセントはあってもいいと思うのですが、現地の独特の発音の仕方やイントネーションを習得すると、周りにも認められるでしょうし、自分でも地域になじんでいるんだなと感じると思います。日本に長く住んでいる人で方言を話している人を聞くと、プロだなと感じますよね。
以上4つの例を考えてみましたが、他にも多くのケースがあると思います。TOEIC、受験勉強のために勉強している人、ワーホリに行く人、僕のように完全に趣味な人、日本に住んでいるが仕事で英語が必要な人など…。仕事で英語が必要だったとしても、コミュニケーション相手は英語のネイティブではないかもしれません。相手がネイティブではないならば、アメリカ人やイギリス人のように話すことを目標にすべきではないと思います。あくまで誰にでも分かりやすく、はっきりと丁寧に発音することが必要になるでしょう。このように1人1人目指すべきところは違うはずです。
発音の話題になるとどうしても、「RやLの発音の仕方」「よくある発音の間違い」「発音をうまくする方法」などの話になると思うのですが、それ以前に自分の環境や目標をもう1度見直してみるべきだと思います。もし発音が悪いことが原因で悩んでいるのであれば、なおさらです。見直したら改善すべき点、しなくてもいい点がはっきりして、気持ちが楽になるかもしれません。
皆さんは自分の発音をよくしたいと思っていますか?理由はなんでしょうか?コメントでお聞かせください!感想もお待ちしています!
さて、結論のないことを長々と書いてしまいましたが、これからは実際に発音のコツについて書こうかなーなんて思っています。
それでは、また!
これやっといてもらってもいい?
こんにちは、がんばすです。
最近イギリスは日中は本当暑くて、窓が家の片側にしかない我が家は毎日スーパー暑いです。
日本も暑くなってきたのかな。
さて、今回の話はタイトルにあるように「これやっといてもらってもいい?」という文章についての話です。
わたしは現在スペイン人のパートナーとイギリスで同居しているのですが、二人で話すときは英語を使って会話しています。
家事もそこそこ分担してやっているのですが、こんな会話がよく繰り広げられます。
わたし "Can you throw the rubbish away?"
パートナー "Not now."
わたし "I'm not asking you to do it RIGHT NOW. I know you're doing
something else."
パートナー "Ah."
わたしがその場で感じたことや思考を含めて日本語に訳すとこんな感じ。
わたし 「(もうゴミ箱パンパンになりそうだし虫が寄ってくると嫌だからあ
とで時間があるときに)ゴミ捨てといてもらってもいい?」
パートナー 「今は無理」
わたし 「(はあ?知っとるわ怒)今やってって言ってないじゃん。
今あなたが他のことしてるの分かってるから。」
パートナー 「あぁ。」
このダイアログから分かるようにわたしは短気です。
(ゴミくれえ自分で捨てろ!という気持ちも分かるのですが、わたし若干潔癖症なのでできないのです。お互いがお互いのできることを納得して家事を分担していますのでそこは許してください・・・(笑))
さて何が言いたいかと言うと、注目して欲しいのは英語でも日本語でも最初の一文。
英語でも日本語でもゴミ捨てを「いつ」やってほしいのか、明確に言ってはいませんよね。
にも関わらずわたしのパートナーは「今やってと頼まれた」と感じ、「今は無理という返答をしました。
もちろんただわたしが"Can you throw the rubbish away later?"ときちんと「後で」と指定するために"later"をつければいいだけの話なんですけれど、「これってもしかして、パートナーの母語もしくはわたし自身の母語からくるエラーなのかなあ」と思ったわけです。
わたしはまだまだスペイン語スーパービギナーなので、わたしの母語である日本語から考えてみると、キーはこの「ゴミ捨てといて」に省略されている「おいて」にあるのではないかと気づきました。
調べてみると「おいて」には、将来や目的への「準備」、もしくは起きてほしくない事象への「予防」といった用法などなどがありました。
ふんふん、将来や目的への~ってあるし、「おいて」には時間を指定するニュアン
スも含まれているっぽいな・・・
いや、え?ん?でもこれってこの状況と文章に関係するか・・・?
「おいて」自体に「時間の指定」的な用法は無さそうだし、つまるところわたしが
ちゃんと"later"と付け加えていないのが悪いのでは・・・?
あーもう、頭がこんがらがってきました。
結論としてわたしが出すのは「このダイアログにおける「おいて」の用法では時間を指定しているわけではない。」です。
結局ごちゃごちゃになっちゃって読んでる皆さんをも動揺させてしまったかと思いますが、もうそういうことにします。すみません(笑)
この話について書こうとしたおかげで「おいて」が内包しているニュアンスに少しだけ詳しくなれたことだけでもよしとしましょう。
とりあえずこれからは"later"ときちんとつけるようにすることと、短気を直すことを頑張ります!
よく分からない文章を最後まで読んでくださってありがとうございました!
それではまた。
地方都市に行こう!
こんにちは、ぷるぷです!
イギリスならロンドン、フランスならパリを留学先として選ぶ人は多いと思いますが、首都以外にも魅力的な都市はたくさんあります!
筆者はイギリスはカーディフ、フランスはリヨンをワーホリ先として選びました。
そして次のワーホリはカナダに行きたいのですが、フランス語圏のモントリオールかケベックシティにしようと思っています。
どの都市も、いわゆる地方都市です。
今回は、そんな筆者の視点から、地方都市に留学するメリット、デメリットについて紹介し、どんな人が向いているかについて話したいと思います!
メリット
メリット①生活費が安い
パリ、ロンドン、東京…
これらの都市は物価が高いことで有名ですよね!
でも、実際どれだけ違いがあるのでしょうか…?
フランスを例に見てみましょう。
フランス全国学生連盟(UNEF)による学生の生活費ランキング(2019年)によると、1位のパリの月の生活費は1288.83€に対して、2位のナンテール(パリ近郊のエリア)は1140.65€。
1位と2位の差は約150€(17,954.28円)!
※レートは1€=119.85円(2020年5月31日現在)
1位と2位だけでも、これだけの差があります。
また、家賃、食費、交際費と何をするにも、お金がかかるし、大都市になるとイベントなどの誘惑も多いので、自然と出費がかさむことに…
ところが地方都市に行くと、すべてが安くなるので、出費を抑えたい人には地方都市はオススメです。
メリット②治安が良い
筆者がフランスに発つ日、多くの人に言われました。
「スリには気をつけろよ」と。
他のアドバイスはないのか…と思ったものの、実際に被害は多いんですよ!
外務省のサイトでもフランスに渡航する人のために、犯罪発生状況、防犯対策が紹介されています。
外務省のサイトのリンクはこちら(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_170.html)
また、外務省もパリ(と南仏の都市)は犯罪の件数が多いと紹介されています。
しかし比較的に安全な地方都市を選んだとしても、日本の安全さと比べると安全とは言えません…
夜の外出を控えたり、貴重品は肌身離さず持ったりなど、十分に気をつけたうえで留学生活を送りましょう。
メリット③言語習得に良い
言語力を伸ばしたい人には、地方都市がピッタリ!
パリやロンドンほど大きな都市となると、想像以上に日本語のサービスがあります。
ロンドンを例に見てみましょう。
このサイト(https://guide.news-digest.co.uk/)にはロンドンにある日系美容院、不動産会社などが紹介されています。
それだけ日本人が多いということなのでしょう。
周りに日本人がいると、つい日本語に頼ってしまい、海外にいるのに、ほとんど日本語しか話さないなんて状況に陥るかもしれません。
海外生活において大変なことがたくさんあるので、日本語を話すのが悪いとは思いませんが、目的が英語力を伸ばすことなのであれば、地方都市を選ぶといいでしょう。
また、英語圏以外の国でも、大都市であれば英語が通じてしまいます。
例えばパリだと、観光地なので外国人も多く、フランス語が話せないと思われると英語を話されてしまいます。
筆者もフランスの博物館やレストランに行って、フランス語のフレーズが分からず、もじもじしていると、英語を話されるという、もどかしい経験をしました。
ところが地方都市に行くと英語を話せる人の数が減ります。
フランスにいるからには、やはりフランス語を勉強したいですよね。
以上のことから、留学の目的が言語の勉強なら地方都市にしたほうがいいと思います。
メリット④地方のアクセントを学べる
標準的なアクセントで話したい人は、アクセントのある地方で勉強することをデメリットと考えるかもしれません。
(そもそも標準的なアクセントって何?という問題はありますが…それは、また別の記事に取っておきます…)
しかし、話す立場ではなく、聞く立場になって考えてみましょう。
コミュニケーションを取るには、まず相手が何を言っているのかが分からないといけません。
もし標準的なアクセントしか分からないのであれば、コミュニケーションの相手が限られてきます。
だから様々なアクセントに慣れるのは大事なのです!
個人的な話ですが、ラグビーワールドカップがあった時、このメリットを強く実感しました。
ワールドカップ中、私は友人と試合のパブリックビューイングに行ったのですが、いろんな人に話しかけられました。
その中にウェールズ人がいたのですが、ウェールズのアクセントは独特なイントネーションがあります。
聞いたことのないアクセントを前に、アメリカやオーストラリアに留学経験のある友人は理解に苦しんでいましたが、冒頭で述べたように私はウェールズに住んでいたので、コミュニケーションを取ることができました。
周りが分からないアクセントを理解できるって、すごく優越感に浸れますよ(笑)
日本ではオリンピックの開催が控えています。
開催中は世界の各地から観光客が日本に訪れるはずなので、これを機に様々なアクセントに触れるといいのではないでしょうか。
メリット⑤話のネタになる
これは個人的な体験によるものなのですが、地方都市に住んでいたほうが話のネタになります!
どういうことかというと、パリやロンドンを選ぶ人が多い中で、地方を選ぶと目立つので興味を持ってもらえるのです!
実際に、私はイギリスでワーホリしていた時にウェールズのカーディフにいたのですが、多くの地元の人から「なんでウェールズに来たの?」と聞かれました。
慣れない言葉でコミュニケーションを取るのは難しいものなので、なんでもいいから話のネタがあるのは、人と話すうえで非常にありがたいです。
日本に帰国してからもウェールズ人に会う機会が何度もありましたが、地元トークで盛り上がることができましたよ!
パリやロンドンの人と比べて、地方の人は地元愛が強いことも多いので、地方の思い出話などをすると喜んでもらえます。
筆者のように人見知りな人には特にオススメです。
以上がメリットでした。
次にデメリットについて紹介していきます!
デメリット
デメリット①仕事を見つけにくい
このデメリットはワーホリをする人には大きい!
MixBという海外に在住している日本人向けの情報サイトがありますが、このサイトの求人はほぼ大都市に集中しています(当然と言えば当然ですが)。
実際に筆者がウェールズでワーホリしていた時にも、思いどおりに仕事が見つからない人が(自分を含め)たくさんいましたし、断念した人もいました。
ちなみにウェールズで仕事を見つけられなかった人も、ロンドンでは見つけていましたよ。
デメリット②学校が少ない
冒頭で述べたように、ケベックにワーホリをしようと考えている筆者ですが、モントリオールやケベックシティには語学学校が圧倒的に少ない!
カナダで留学先として人気のバンクーバーやトロントと比べると、その差は歴然。
学校には相性の問題があります。
学校が多ければ、学校や先生との相性が合わなければ学校を変えるということもできますが、そもそも学校の少ない都市だと、そういうこともできません。
デメリット③日本人、日本食が少ない
日本人が少ないのも一長一短です。
日本人と仲良くなることで言語が勉強できなくなると述べましたが、日本人のコネクションのおかげで仕事が見つかるということもあります。
仕事だけじゃなくとも、銀行口座の開設や現地の生活の知恵など、日本人ならではの視点からアドバイスをもらえることもあります。
ですが地方都市だと大きな都市に比べて圧倒的に日本人の数が少ないので、今述べたような生活する上での手助けを日本語でしてもらえる、というのは難しくなるでしょう。
また、日本人が少ないとアジア系のスーパーやレストランも少なくなるので、必然と日本食を口にする機会が少なくなります。
長期滞在する人は特に日本食が恋しくなるかもしれないので、日本を発つ時に大量に日本食を持ってくるという対策が必要になりますね。
デメリット④退屈しやすい
地方都市は大都市と比べるとイベントや娯楽施設が圧倒的に少ないです。
そうすると、長く滞在するにつれて飽きてくる可能性が高いと思います。
一般的に、大都市に行けばMeetupなどのイベントも多く出会いのチャンスがあり、現地の友達も作りやすいでしょう。
もし思い描く留学が人の出会いが多く、刺激的な生活なのであれば、地方都市や田舎は避けるべきかもしれません。
まとめ
以上がぷるぷの考える地方都市留学のメリット、デメリットです!
まとめると…
地方都市がオススメな人…お金や治安が心配な人、勉強に集中したい人
パリ、ロンドンなどの首都がオススメな人…仕事探しが心配な人、日本語を話したい人、都会が好きな人
でしょうか?
筆者の個人的なオススメは地方都市ですが、やはり自分に合った留学先選びが大切です。
これから留学する人は参考にしていただければと思います。
また、留学経験のある人は、ここで紹介したメリット、デメリットについてどう思いますか?
ぜひコメントでお知らせください!
第2言語習得年齢のはなし
こんにちは、がんばすです。
今日は多分かなり雑記的な記事になると思うのですが、わたしが個人的に興味をずっと持っていて紹介してみたかった話を記事にしました。
タイトルにあるように「第2言語習得の年齢」についてです。
わたしが大学時代に学んだことと聞きかじったことをわたしなりに紹介しているだけなので、興味を持たれた方は是非ご自分でも調べてみてくださいね。
この記事を紹介するにあたって必要かは分かりませんが一応前置きとして、ここで「第2言語」と言っているのは「母語以外に習得した言語」のことを指すので必ずしも英語である必要はない、ということを伝えておきますね。
この記事に直接的には関係してこないですが、第2言語というワードは何度か出てくると思うので一応・・・
さて、海外でワーホリや留学する人の目的の多くが「母語以外の言語習得」だと思います。
留学に特に年齢制限は無いですが、勉強をしたり、なにかを学んだり、という話になると何かと若いほうがいいなんて話をよく聞きますよね。
そうなるとやはり行くとしたら一番早くて中学校の長期休みだったり、高校の長期休みだったりでしょう。
でも行けて1ヶ月だったりお金や治安などの心配もあり、なかなかそんな若くから留学を認めてもらえる人も少ないのではないでしょうか。
そうなると今度は大学生になってからだとか、社会人になってお金を貯めてからになりますよね。
そこで疑問に感じるのは「大きくなってからもしくは大人になってから、ネイティブレベルになるほどの第2言語は習得できるの?」ということ。
結論から言うと、まだ解明されていません!
なんだよ!って感じですよね(笑)
ある時期、年齢を超えると第2言語がネイティブレベルにまで習得できなくなると主張する仮設を「臨界期仮説」と言うのですが、
ある言語学者の説では、7歳までに第2言語を学んでいないとネイティブレベルにはなれないだとか・・・
また別のある言語学者の説では、思春期は言語習得に著しく影響を与えるからそれまでに第2言語を学んでいないと・・・
だとか臨界期仮説について調べると5つくらい説が出てくるし、「絶対これだ!」と言われている説は未だありません。
臨界期仮説自体に反対する説もあるくらいなので、本当にまだまだ謎が多い部分なのでしょう。
わたしが知っているある人の話では・・・
父親がドイツ人、母親が日本人の間に産まれ、
6,7歳までドイツにいたから日本へ渡航後もしばらくは日本語は話せず
しかしその後住み続けていくにつれ(もちろん本人の努力もあり)
気づけばすっかり日本語ネイティブ、
むしろドイツ語は日本語を習得した今では忘れ気味・・・
なんて人もいます。
人ぞれぞれで努力の量や質、センスや環境も違うと思うので一概には言えませんが、言語自体人間特有の物と言われていますし、言語研究はまだまだ続きそうですな。
ちなみに今日ざっと読んだ本の中では、大人になってもネイティブレベルに第2言語を習得できる人は全体の5%は存在するとありました。
(参考文献︰Rod Ellis, Second Language Acquisition, Oxford University Press, 1997)
個人的にはもちろんネイティブレベルにまで第2言語を習得できた方が良いと考えているので、この情報を初めて聞いたときは「おっ!」と思いました。
ただそれも個人のセンス、努力に必ずよってくると思うので、努力するのが嫌いなわたしのようなポンコツは全体の5%なんて少ない確率の中に入るわけがないでしょう・・・残念!(笑)
もちろん、5%という数字を見て多いと思い諦めるか少ないと思い自分がその中の一人であると思うかどうかは、あなた次第です。
言語学の研究がもっと進めば、新たな意見も出てくると思いますしね。
言語に限らず何かを始めるのに遅い早いなんて無い、というのがわたし個人の意見です!
ダラダラ書いただけになっちゃいましたが、そんな感じで今日はここまでにします!
ではまた!
Second Language Acquisition (Oxford Introduction to Language Study Series)
- 作者:Ellis, Rod
- 発売日: 1997/04/24
- メディア: ペーパーバック
セリーヌ・ディオンのフランス語の曲
こんにちは、ぷるぷですー。
今回はセリーヌ・ディオンのフランス語の曲を紹介します!
セリーヌ・ディオンはタイタニックの曲のイメージが強いので、ついつい英語圏の人だと勘違いしがちですが、実はフランス語のネイティブなんです!
セリーヌ・ディオンはカナダ人ですが、フランス語が公用語のケベック州の出身です。
僕がなぜセリーヌ・ディオンのフランス語の曲をオススメしたいかというと、英語とフランス語では歌のスタイルが違うからです。
言い方は悪いですが英語の曲では、声を張り上げて歌唱力を見せびらかすような歌い方が多いように感じます(笑)
しかし一方フランス語の曲では、聞き手に語りかけるように、しっとりと歌っているので、個人的にはフランス語の曲が好きです。
というわけで、今回は彼女のフランス語の曲を聞いたことのない人のために、有名な曲を3つ紹介します!
①「Pour que tu m'aimes encore」
フランス語圏の人だったら知らない人はいないであろう名曲。
彼女の英語以外の歌では1番のヒット曲です。
②「On ne change pas」
映画「Mommy/マミー」で使われたことでも有名な曲。
「人は変わらない」という意味のタイトルで、歌詞もステキです。
③「J'irai où tu iras」
バラードが多いイメージですが、最後に紹介する曲はアップテンポです。
パーティーで流せば、みんな踊りだすこと間違いなしのノリノリな曲。
さて、上記3曲を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
一般的に知られている曲とはイメージが違ったと思いますが、別の魅力があったのではないでしょうか。
セリーヌ・ディオンは話すときはケベックのアクセントがありますが、歌っている時はアクセントがないので、フランス語の勉強にもピッタリだと思います。
ここでは紹介してないステキな曲もたくさんありますよ!
もしオススメの曲があれば、コメントお願いします!