海外を漂うポリグロット

ワーホリ・海外生活・言語学習についての情報ブログです。たまに私記もあるかも…

発音をよくするための心構え

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こんにちは!がんばすではない方のぷるぷです!

 

ここ最近、発音をよくするために言語交換アプリのHelloTalkを使っています。

HelloTalkには音声を投稿してネイティブにチェックしてもらえるという機能があり、フランス語で1分間スピーチを毎日投稿しているのですが、ネイティブからポジティブなコメントをもらえるとモチベーションが上がるのでオススメですよ!

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ちょっと自慢話になるのですが、僕はよく「発音いいね」と褒められます。(まあ他に褒められるところがないせいでしょうが)

言語を勉強している仲間と発音の話になると、自分はまず発音に対する心構えというか執着心が人よりすごいのかななんて思ったりします。

それに対して、発音につまずいてしまう人は、ただただやみくもに練習するだけだったり、すぐに諦めてしまったりしているのではないでしょうか。

というわけで、今回のテーマは僕が発音の勉強をするときに気をつけていることです。 

そして、実際に発音の練習する前に、精神的に準備すべきことについて話していきます。

すぐにできるようになると思わない

これは1番大事だと思います。発音だけでなく言語学習全体に当てはまることですが、今日勉強したことが今日できるようになる保証はありません。

人生で今まで発したことのない音を発せられるようになるのに時間がかかるのは当然です。

例えば日本人がよく苦戦する英語の「R」の音ですが、どうやらネイティブの子どもも苦戦するそうで、他の音と比べると「R」の発音を習得するのは遅いらしいのです。

下のリンクはアクセントコーチが言語の面白い現象について解説する動画なのですが、3:20のところで「R」の発音について話しています。

特にアメリカ英語の語末の「R」、例えば「car」の「R」はイギリスやオーストラリアの人からしても、とても難しい音です。

このように、ネイティブも苦戦しているので、ちょっと練習してできないからって落ち込まないでください!

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1つ1つの言語を別物として考える

ちょっと極端な言い方かもしれませんが、自分の知っている言語と学ぶ言語には1つも同じ音はないと考えながら勉強しています。

英語の「park」と日本語で言う「パーク」は「p」は日本語よりも息を強く吐くし、「ar」は「アー」よりも喉を開くし、「k」と「く」は違います。

更には英語とフランス語の「L」の音は微妙に違うんです!違いは舌先と歯茎の接地面積です。英語の「L」は舌をべったりつけるのに対して、フランス語はチョンっとつけるイメージです。(伝わってほしい)

どの言語も違うんだと考えることで、こういったディテールにしっかりと気をつけるようになると、発音はグッとネイティブに近づきますよ!

恥を捨てる

ネイティブっぽい発音をするのって恥ずかしいと思っていませんか?でもその恥こそが発音を悪くする妨げになります。

学校の英語の授業で英語の文章を読む時に、真面目にネイティブ風に読んでいると笑われたり、バカにされたりということがあるようですが、そんなことをされると発音を練習する気が失せますよね。

ネイティブや帰国子女など、本当に発音がいい子たちも、わざと発音を悪くしている人もいるらしいです。

僕は学校で頑張ってネイティブっぽく発音しようと試みていましたが、幸運にも周りにバカにするような人たちはいませんでした。

むしろ「いいね!」とか「カッコいいじゃん」など、好意的な反応だったので僕のモチベーションも上がりました。

文字にとらわれすぎない

スペルから想像する発音と実際の発音は違うことがあります。

例えば英語の「Chocolate」は英語学習者がよく発音を間違える単語として有名ですが、素直に読めば「チョコレート」となりますよね?

でも実際の発音は /ˈtʃɒklət/なんです!

音節は2つですし、2つ目の「o」の音は完全に抜けていますね。

※音節(シラブル)は母音と子音のセットで1つの音のまとまりと考えられるもの。

一体このスペルを考えた人は何を考えていたのでしょう。

 

またネイティブが自然に話している時に、あるはずの音がなくなったりする現象がよくあります。

例えば英語の”I can't do it.”という文を皆さんはどうやって発音しますか?

誰でも作れるような基本的な文ですがネイティブの会話では、can'tの「T」の音は発音しません。

頑張って文字通りに読んでいると「T」を発したくなりますよね。

下の動画はそういった現象の解説をしています。

このチャンネルには他にも発音や文法についての解説動画やニュースを通して英語を学んだりドラマがあったりなど、いろいろなコンテンツがあってオススメです。

(ただしイギリス英語です!)

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文字から発音を考える力も必要ですが、実際にネイティブがどのように発音しているかをちゃんと聞くことが発音をよくするためのコツです。

まとめ

今回は発音をよくするための心構えについて話しました。

言語を勉強するうえでは勉強法よりもメンタル面が大事なことがあります。

それは発音においても同じで、長らく勉強していても改善が感じられない時は、まず心構えから変えてみてもいいかもしれません。

皆さんは発音を勉強する際に気をつけていることはありますか?コメントで教えてください!