海外を漂うポリグロット

ワーホリ・海外生活・言語学習についての情報ブログです。たまに私記もあるかも…

ネイティブのような発音になりたい…?

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こんにちは、ぷるぷです。

 

僕は自分のことを根っからの言語オタクだと思います。

 

今まで勉強してきた言語は、英語、スペイン語、フランス語、オランダ語ペルシャ語ポーランド語、ヘブライ語アラビア語ウェールズ語スウェーデン語…

(どれもペラペラに話せるレベルではないですし、何も覚えていない言語もあります。ペルシャ語ごめんなさい。)

 

そんな僕が言語を勉強するうえで1番の楽しみが「発音」です。

 

言語には文法、単語といった様々な要素がありますが、僕は何よりも発音に力を入れています。外国語の音を聞いて、その音を自分でまねしながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤するのが好きです。特に音を聞くのが好きで、東京に住んでいた時は観光客が多い浅草寺によく通って、雷門の近くで1時間ぐらい居座って、じーっと耳を澄ませて道行く人の言語を聞いていました。(ええ、自分でも変態だと思っていますよ。)

 

前置きはさておいて、僕以外でも、言語を勉強している人にとって発音は永遠のテーマなのではないでしょうか。言語を勉強している仲間と話していても、発音の話題はよく上がります。

 

アクセントをなくしたい、ネイティブのように話したい…

 

ネイティブの発音がかっこいいからネイティブのように話したいと1度は誰もが思うのではないでしょうか。僕もフランス語をケベック人のように話したいと思っています。(こんなことを言ったらフランス人に殴られるかな…)

 

そんなことを言うと、ネイティブの発音なんて目指さなくていいだとか、通じればいいんだよだとか様々な意見が出てくるので、結局、何を目指したらいいんだー!と叫びたくなります。イギリスのワーホリ中、そんなことばかり考えていたのですが、1つの結論に達しました。結論から言うと、「目標は人によって違うはず」です。

 

投げやりに聞こえますが、詳しく説明していきます!

 

目標とするレベルをはっきりさせるために、ネイティブレベルの発音に達するまでに4つのレベルがあるとしましょう。

 

  1. 通じない初心者
  2. 通じる中級者
  3. 聞きやすい上級者
  4. ネイティブ

 

とってもザックリしていますが、それぞれ解説していくと…

 

レベル1.通じない初心者

 

仮に、正しい単語や文法で話していたとしても通じないような発音で、初心者や発音に苦手意識を持っている人のレベルです。分かってもらえず、よく聞き返される。

 

レベル2.通じる中級者

 

理解はできるものの、間違いが多く、聞く側がちょっと頑張らないといけないような発音。ネイティブが時々聞き返す感じ。

 

レベル3.聞きやすい上級者

 

母国語の影響があるかもしれないが、誤解を招くような致命的な間違いもなく聞きやすくて分かりやすい発音。聞き返されることはほぼない。

 

レベル4.ネイティブ

 

もうネイティブ。極度の言語オタクが目指すレベル、あるいは選ばれしものしかたどり着けないレベルでしょうか。

 

大雑把に分けると、以上の4つのレベルがあると思います。(もっと細かく分けようと思えば分けられると思いますが)

 

「人による」と言いましたが、もっと詳しく言うと、「環境や目的による」と思うのです。いろいろなケースを見てみましょう。

 

ケース1:日本在住で趣味で語学を勉強していて、勉強している言語の国に行く予定もない人

 

レベル1でいいと思います。僕のオランダ語アラビア語がこのケースなのですが、日本でたまにオランダ語圏やアラビア語圏の人と話す時に、ちょっとした話のタネになります。日本では、まだまだ勉強されていない言語なので、少しぐらいフレーズを知ってるだけでも喜んでもらえます。

 

ケース2:日本に住んでいて、旅行のために勉強している人

 

海外から日本にやって来た観光客を想像してみてください。たどたどしくても日本語でコミュニケーションを取ろうとしてくれたら誰でもうれしくなると思います。「ありがとう」や「こんにちは」のイントネーションや発音が間違っていても気持ちだけでありがたくなりませんか?僕はこのケースだったらレベル2で十分だと思います。

 

ケース3:勉強している言語で働いたり、友達を作ったりなど、現地での生活を充実させたい人

 

レベル3ぐらいが必要になると思います。自信を持って話せるレベルです。コミュニケーションもスムーズなので話し相手にもストレスも与えないと思います。このレベルだとネイティブにもほめられるはずです。

 

ケース4:海外在住〇年ぐらいで、ずっと住み続けたいと思っている人

 

理想を言えばレベル4に近い3でしょうか。日本語のアクセントはあってもいいと思うのですが、現地の独特の発音の仕方やイントネーションを習得すると、周りにも認められるでしょうし、自分でも地域になじんでいるんだなと感じると思います。日本に長く住んでいる人で方言を話している人を聞くと、プロだなと感じますよね。

 

 

以上4つの例を考えてみましたが、他にも多くのケースがあると思います。TOEIC、受験勉強のために勉強している人、ワーホリに行く人、僕のように完全に趣味な人、日本に住んでいるが仕事で英語が必要な人など…。仕事で英語が必要だったとしても、コミュニケーション相手は英語のネイティブではないかもしれません。相手がネイティブではないならば、アメリカ人やイギリス人のように話すことを目標にすべきではないと思います。あくまで誰にでも分かりやすく、はっきりと丁寧に発音することが必要になるでしょう。このように1人1人目指すべきところは違うはずです。

 

発音の話題になるとどうしても、「RやLの発音の仕方」「よくある発音の間違い」「発音をうまくする方法」などの話になると思うのですが、それ以前に自分の環境や目標をもう1度見直してみるべきだと思います。もし発音が悪いことが原因で悩んでいるのであれば、なおさらです。見直したら改善すべき点、しなくてもいい点がはっきりして、気持ちが楽になるかもしれません。

 

皆さんは自分の発音をよくしたいと思っていますか?理由はなんでしょうか?コメントでお聞かせください!感想もお待ちしています!

 

さて、結論のないことを長々と書いてしまいましたが、これからは実際に発音のコツについて書こうかなーなんて思っています。

 

それでは、また!