地方都市に行こう!
こんにちは、ぷるぷです!
イギリスならロンドン、フランスならパリを留学先として選ぶ人は多いと思いますが、首都以外にも魅力的な都市はたくさんあります!
筆者はイギリスはカーディフ、フランスはリヨンをワーホリ先として選びました。
そして次のワーホリはカナダに行きたいのですが、フランス語圏のモントリオールかケベックシティにしようと思っています。
どの都市も、いわゆる地方都市です。
今回は、そんな筆者の視点から、地方都市に留学するメリット、デメリットについて紹介し、どんな人が向いているかについて話したいと思います!
メリット
メリット①生活費が安い
パリ、ロンドン、東京…
これらの都市は物価が高いことで有名ですよね!
でも、実際どれだけ違いがあるのでしょうか…?
フランスを例に見てみましょう。
フランス全国学生連盟(UNEF)による学生の生活費ランキング(2019年)によると、1位のパリの月の生活費は1288.83€に対して、2位のナンテール(パリ近郊のエリア)は1140.65€。
1位と2位の差は約150€(17,954.28円)!
※レートは1€=119.85円(2020年5月31日現在)
1位と2位だけでも、これだけの差があります。
また、家賃、食費、交際費と何をするにも、お金がかかるし、大都市になるとイベントなどの誘惑も多いので、自然と出費がかさむことに…
ところが地方都市に行くと、すべてが安くなるので、出費を抑えたい人には地方都市はオススメです。
メリット②治安が良い
筆者がフランスに発つ日、多くの人に言われました。
「スリには気をつけろよ」と。
他のアドバイスはないのか…と思ったものの、実際に被害は多いんですよ!
外務省のサイトでもフランスに渡航する人のために、犯罪発生状況、防犯対策が紹介されています。
外務省のサイトのリンクはこちら(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_170.html)
また、外務省もパリ(と南仏の都市)は犯罪の件数が多いと紹介されています。
しかし比較的に安全な地方都市を選んだとしても、日本の安全さと比べると安全とは言えません…
夜の外出を控えたり、貴重品は肌身離さず持ったりなど、十分に気をつけたうえで留学生活を送りましょう。
メリット③言語習得に良い
言語力を伸ばしたい人には、地方都市がピッタリ!
パリやロンドンほど大きな都市となると、想像以上に日本語のサービスがあります。
ロンドンを例に見てみましょう。
このサイト(https://guide.news-digest.co.uk/)にはロンドンにある日系美容院、不動産会社などが紹介されています。
それだけ日本人が多いということなのでしょう。
周りに日本人がいると、つい日本語に頼ってしまい、海外にいるのに、ほとんど日本語しか話さないなんて状況に陥るかもしれません。
海外生活において大変なことがたくさんあるので、日本語を話すのが悪いとは思いませんが、目的が英語力を伸ばすことなのであれば、地方都市を選ぶといいでしょう。
また、英語圏以外の国でも、大都市であれば英語が通じてしまいます。
例えばパリだと、観光地なので外国人も多く、フランス語が話せないと思われると英語を話されてしまいます。
筆者もフランスの博物館やレストランに行って、フランス語のフレーズが分からず、もじもじしていると、英語を話されるという、もどかしい経験をしました。
ところが地方都市に行くと英語を話せる人の数が減ります。
フランスにいるからには、やはりフランス語を勉強したいですよね。
以上のことから、留学の目的が言語の勉強なら地方都市にしたほうがいいと思います。
メリット④地方のアクセントを学べる
標準的なアクセントで話したい人は、アクセントのある地方で勉強することをデメリットと考えるかもしれません。
(そもそも標準的なアクセントって何?という問題はありますが…それは、また別の記事に取っておきます…)
しかし、話す立場ではなく、聞く立場になって考えてみましょう。
コミュニケーションを取るには、まず相手が何を言っているのかが分からないといけません。
もし標準的なアクセントしか分からないのであれば、コミュニケーションの相手が限られてきます。
だから様々なアクセントに慣れるのは大事なのです!
個人的な話ですが、ラグビーワールドカップがあった時、このメリットを強く実感しました。
ワールドカップ中、私は友人と試合のパブリックビューイングに行ったのですが、いろんな人に話しかけられました。
その中にウェールズ人がいたのですが、ウェールズのアクセントは独特なイントネーションがあります。
聞いたことのないアクセントを前に、アメリカやオーストラリアに留学経験のある友人は理解に苦しんでいましたが、冒頭で述べたように私はウェールズに住んでいたので、コミュニケーションを取ることができました。
周りが分からないアクセントを理解できるって、すごく優越感に浸れますよ(笑)
日本ではオリンピックの開催が控えています。
開催中は世界の各地から観光客が日本に訪れるはずなので、これを機に様々なアクセントに触れるといいのではないでしょうか。
メリット⑤話のネタになる
これは個人的な体験によるものなのですが、地方都市に住んでいたほうが話のネタになります!
どういうことかというと、パリやロンドンを選ぶ人が多い中で、地方を選ぶと目立つので興味を持ってもらえるのです!
実際に、私はイギリスでワーホリしていた時にウェールズのカーディフにいたのですが、多くの地元の人から「なんでウェールズに来たの?」と聞かれました。
慣れない言葉でコミュニケーションを取るのは難しいものなので、なんでもいいから話のネタがあるのは、人と話すうえで非常にありがたいです。
日本に帰国してからもウェールズ人に会う機会が何度もありましたが、地元トークで盛り上がることができましたよ!
パリやロンドンの人と比べて、地方の人は地元愛が強いことも多いので、地方の思い出話などをすると喜んでもらえます。
筆者のように人見知りな人には特にオススメです。
以上がメリットでした。
次にデメリットについて紹介していきます!
デメリット
デメリット①仕事を見つけにくい
このデメリットはワーホリをする人には大きい!
MixBという海外に在住している日本人向けの情報サイトがありますが、このサイトの求人はほぼ大都市に集中しています(当然と言えば当然ですが)。
実際に筆者がウェールズでワーホリしていた時にも、思いどおりに仕事が見つからない人が(自分を含め)たくさんいましたし、断念した人もいました。
ちなみにウェールズで仕事を見つけられなかった人も、ロンドンでは見つけていましたよ。
デメリット②学校が少ない
冒頭で述べたように、ケベックにワーホリをしようと考えている筆者ですが、モントリオールやケベックシティには語学学校が圧倒的に少ない!
カナダで留学先として人気のバンクーバーやトロントと比べると、その差は歴然。
学校には相性の問題があります。
学校が多ければ、学校や先生との相性が合わなければ学校を変えるということもできますが、そもそも学校の少ない都市だと、そういうこともできません。
デメリット③日本人、日本食が少ない
日本人が少ないのも一長一短です。
日本人と仲良くなることで言語が勉強できなくなると述べましたが、日本人のコネクションのおかげで仕事が見つかるということもあります。
仕事だけじゃなくとも、銀行口座の開設や現地の生活の知恵など、日本人ならではの視点からアドバイスをもらえることもあります。
ですが地方都市だと大きな都市に比べて圧倒的に日本人の数が少ないので、今述べたような生活する上での手助けを日本語でしてもらえる、というのは難しくなるでしょう。
また、日本人が少ないとアジア系のスーパーやレストランも少なくなるので、必然と日本食を口にする機会が少なくなります。
長期滞在する人は特に日本食が恋しくなるかもしれないので、日本を発つ時に大量に日本食を持ってくるという対策が必要になりますね。
デメリット④退屈しやすい
地方都市は大都市と比べるとイベントや娯楽施設が圧倒的に少ないです。
そうすると、長く滞在するにつれて飽きてくる可能性が高いと思います。
一般的に、大都市に行けばMeetupなどのイベントも多く出会いのチャンスがあり、現地の友達も作りやすいでしょう。
もし思い描く留学が人の出会いが多く、刺激的な生活なのであれば、地方都市や田舎は避けるべきかもしれません。
まとめ
以上がぷるぷの考える地方都市留学のメリット、デメリットです!
まとめると…
地方都市がオススメな人…お金や治安が心配な人、勉強に集中したい人
パリ、ロンドンなどの首都がオススメな人…仕事探しが心配な人、日本語を話したい人、都会が好きな人
でしょうか?
筆者の個人的なオススメは地方都市ですが、やはり自分に合った留学先選びが大切です。
これから留学する人は参考にしていただければと思います。
また、留学経験のある人は、ここで紹介したメリット、デメリットについてどう思いますか?
ぜひコメントでお知らせください!